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刺青・tattoo・アートメイク除去


刺青・アートメイクでお悩みの方はご相談下さい。
治療のポイント

治療は、主に、色素の色が何色であるか、またどのくらいの濃さや深さであるか、そしていつまでに治したいかによって決定されます。

  • 刺青の色による治療方法の選択

      

  • 治療時間による治療方法の選択

      

黒一色の場合・時間にゆとりのある方

レーザー治療(FotonaQXレーザートーニング)

刺青に使用されるレーザーは、FotonaQXレーザートーニングが使用されます。FotonaQXレーザートーニングにはQ-アレキサンドライとレーザー、Q-ルビーレーザー、QスイッチNd-Yagレーザーがあります。いずれも、真皮層の黒色に吸収され、刺青の色素を粉砕し、体内への吸収を促進する原理によっ て治療が行われます。当院ではFotonaQXレーザートーニングを採用しています。

  • レーザー治療をお勧めすることが多いケース
    • 針などで墨汁を自己刺入れしたなどの素人による刺青
    • 外傷によって刺青様に皮膚に黒の色がついてしまったもの
    • 複数の色ではないアートメイク
  • 治療の実際
    FotonaQXレーザートーニングは痛みを伴うため、局所麻酔あるいはリドカインによる表面麻酔パックを施します。 1回の治療で完治することはほとんどありません。皮膚の元々の色を保護しながら刺青の色のみ治療していくため以下のような間隔で行います。

    • 1回/3ヶ月以上 × 約5~10回 (同じ場所について)

      色素が薄いものは数回でほとんど解らなくなることもありますが、濃いものは10回照射しても残存することもあります。 照射後は約1週間の軟膏ガーゼを施し、照射部位に痂皮が形成されると軟膏ガーゼは不要となりソフトに洗っていただきます。 その後の治療に向けて光を遮断する必要があります。 はじめの数回の治療においては、刺青の色素が破壊されるため治療前よりもやや濃くなったように感じることがあります。
  • 料金の算定方法

    刺青・タトゥの絵柄や色に関わらず、四角形に当てはめて算定を行ないます。
    例)2㎝四方×2㎝四方⇒\34,500
    ※ 広範囲の場合は患者様の状態によりご相談させていただきます。

黒以外の色が入っている場合・早く治したい方
  • 早期に刺青除去を望む場合
    刺青が黒色で比較的薄く、FotonaQXレーザートーニングの良い適応であっても、就職等の関係で1ヶ月以内に刺青を除去しないと社会的に不利となるという相談が多く見受けられます。(公務員試験に合格した、スポーツのライセンスを取得した、就職・結婚が決まったなど) レーザー治療の適応であっても3ヶ月に一度の治療で少なくとも5回は必要なケースがほとんどであるため、一年近くは刺青が存在することとなってしまいます。このような場合は、植皮術による刺青除去をすすめております。

  • 黒色以外の場合
    原則的にレーザー治療はおすすめしません。赤系統は、赤血球に反応するダイレーザーをすすめる施設もあるようですが、経験上良好な結果は得られないと考えています。 黒色以外の場合は基本的に外科的治療をおすすめしています。外科的治療の利点は一期的に刺青が除去できることですが、手術の傷跡が残ってしまいます。


単純切縫

刺青を切除して縫い縮めます。この場合は皮膚の余裕があることと縫い縮められるため、ある程度小型の刺青でなければいけません。直線の傷跡が残ります。

  • 局所麻酔
  • 抜糸 約7日
  • 傷跡のケア  テーピング約3ヶ月

局所皮弁(きょくしょひべん)

縫い縮めるには刺青の形が大きいもの、直線の傷跡に仕上げると不自然なものの場合に行います。大きすぎるものはこの方法では無理な場合があります。


植皮術

局所皮弁では切除できない大型の刺青の場合行います。 麻酔科医師管理の下で全身麻酔にて手術を行います。刺青の染料が見えなくなるレベルまで皮膚を切除します。真皮層の一部がやや残存するくらいまで染料が染みこんでいることが多く見受けられます。

皮膚切除した大きさに見合う皮膚を臀部より採皮します。パジェットダーマトームという採皮器にて採取を行います。訓練された術者でなければ均等で大きさのある皮膚は採皮出来ません。

採皮した皮膚を刺青除去部に縫合していきます。そしてタイオーバー固定という圧迫固定を施していきます。採皮部はテガダームという創傷治癒保護材にて上皮化を待ちます。 植皮にて覆われた皮膚は、時間の経過とともに馴染んできますが、初期の段階ではスポンジによる圧迫固定やケアが必要となります。

植皮部の辺縁は傷跡が残りますが、ケースによって傷跡修正を施すことにより目立ちにくくすることは可能です。

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