陥没乳頭

乳頭陥没は、乳頭が突出しておらず、乳輪の奥に入り込んだり先端がくぼんだりしている状態です。陥没乳頭の多くは生まれつきで、男女問わず現れます。程度は人によってさまざまで、指で引き出せる程度の軽症からつまんでも全く出てこない重症のものまであります。
陥没乳頭の問題は、見た目が悪く気になること、授乳しにくいこと、感染しやすい等があります。

陥没した乳頭では授乳できない場合があり、母親は乳房が張って頭痛に苦しみ、また乳児は乳頭をくわえられずにイライラするため双方にとっても好ましくありません。

陥没乳頭の治療での基本的な方針は、陥没している乳頭の形態を改善し、再陥没しないようにするとともに、将来授乳が可能なように乳管機能を温存することにあります。 手術は局所麻酔で行い、通院治療が可能です。瘢痕が目立ちにくくまた、授乳機能の温存が保てる術式にて行います。授乳の可能性の有無によりやや術式が異なりますので、十分にカウンセリングを受けることが重要です。

1.カウンセリング
カウンセリングを行い、陥没乳頭に適合するか判断します。

2.施術計画
患者様の陥没している乳頭の形態によりどのような術式にするかなど計画します。

3.麻酔
通常は局所麻酔を行いますが、ご希望に応じて、麻酔科医が行う静脈麻酔（無痛麻酔）も選択できます。

4.施術
陥没している乳頭の形態を改善し、再陥没しないよう対処します。

5.施術後
約1〜2週間後抜糸します。

腫れが施術後約1週間程度続くことがあります。
施術後、乳房全体が内出血を起こすことがあります。
施術後、感染症が起こる可能性があります。適切な衛生管理とアフターケアが必要です。

※自由診療・料金は全て消費税込です。