「おでこに横ジワが刻まれてきた気がする…」「メイクをすると、シワにファンデーションがたまって目立つ」――そんなお悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか? 加齢や表情のクセ、乾燥による肌の弾力低下など、おでこ(額)にシワができる原因はさまざま。真っ先に思いつく対策といえば、ボトックス注射が一般的ですが、実は最近「ボライト」という新しい施術方法が注目を集めています。
「ボライトって何?」「ボトックスとはどう違うの?」――そうした疑問にお答えすべく、本記事ではおでこの横ジワ対策として、“ボライト”の特長やメリット、そして気になるダウンタイムやリスクについて、わかりやすく解説します。ぜひ最後までご覧ください。
1. おでこの横ジワはなぜできる?
まずは、おでこの横ジワが生じるメカニズムを理解しておきましょう。シワの原因を把握することで、どの施術が自分に合っているのか見えてきます。
1-1. 表情のクセ・表情筋の使いすぎ
額の横ジワは、前頭筋という筋肉が繰り返し動くことで刻まれやすくなります。驚いたときや目を見開く際に額を上げるクセがある人は、頻繁に前頭筋を使うため、シワが深くなりやすいのが特徴です。
1-2. 加齢による肌弾力の低下
加齢とともに肌のコラーゲンやエラスチンが減少し、弾力が失われると、表情を元に戻した後もシワの形が残りやすくなります。日本人女性を対象とした調査でも、40代以降におでこのシワが顕著に増えるという結果が出ています(※1)。
1-3. 乾燥や紫外線ダメージ
肌が乾燥していると、皮膚表面が硬くなってシワが目立ちやすくなります。また、紫外線を浴び続けるとコラーゲンが分解されやすくなり、深いシワの原因に。特に、日頃から屋外で活動する方は、UVケアを怠るとおでこのシワが加速しやすいでしょう。
2. ボトックス治療のメリットと限界
おでこ(額)の横ジワ対策として、まず思い浮かぶのがボトックス注射。これはボツリヌストキシン製剤をシワの原因となる筋肉に注入し、筋肉の過度な収縮を抑制することでシワを改善する施術です。
2-1. ボトックスのメリット
- 即効性が高い:施術後、数日で筋肉の動きが穏やかになり、シワが薄くなる。
- ダウンタイムが短い:多くの場合、施術直後の内出血や赤みを除けば、日常生活に大きな支障はない。
- 予防効果:筋肉の動きを抑えることで、新たなシワが刻まれるのも防ぎやすくなる。
2-2. ボトックスの限界
- 表情が作りにくくなる可能性:過度に注入すると、おでこが動かしづらくなり不自然な印象を与える場合がある。
- 肌のハリ・乾燥改善は難しい:ボトックスは筋肉の動きを抑制するものであり、肌質自体を変えるものではない。
- 持続期間が数か月程度:多くの場合、3~4か月経つと効果が薄れ、再注入が必要になる。
こうしたボトックス治療の“強み”と“限界”を踏まえたうえで、「もっと自然に動かしたい」「表情はキープしたままシワを改善したい」「肌質そのものを底上げしたい」と考える方に向けて、近年注目を集めているのがボライトです。
3. 「ボライト」って何? 最新の肌質改善ヒアルロン酸
3-1. ボライトとは?
ボライト(Juvéderm Vista® VOLITE)とは、アラガン社が販売するヒアルロン酸製剤の一種です。従来のヒアルロン酸注入と同様に、注射によって肌の内部へ製剤を注入しますが、大きなボリュームアップを狙うのではなく、肌の“質”を改善する目的で使われるケースが増えています。
- 低濃度&高分子のヒアルロン酸を特殊な技術で加工し、肌内部に広がりやすく、自然なハリや潤いをもたらす設計。
- 欧米を中心に、小じわの改善や肌のきめ・テクスチャーの向上を目的とした「スキンブースター」系施術として人気を博しています。
3-2. ボライトの特徴
- 表情筋への影響が少ない
ボトックスのように筋肉を直接抑えるわけではなく、ヒアルロン酸が肌内部の水分保持力を高めることでシワを軽減。「動きを抑えたくない」「不自然な硬さを避けたい」という方に向いています。 - 肌の弾力・うるおいアップ
ヒアルロン酸は保水性が高いため、乾燥が原因の小じわや肌のハリ不足に効果的。 - 持続期間が比較的長い
個人差はありますが、6~9か月程度は効果が続くとされ、ボトックスよりやや長い印象。1回の施術で得られる満足度が高いのも魅力です。
4. ボライトでおでこの横ジワを改善する仕組み
4-1. ヒアルロン酸で“凹み”を持ち上げる
おでこの横ジワは、肌が折りたたまれることで生じる“溝”のようなもの。ボライトをシワの溝周辺に微量ずつ注入することで、ヒアルロン酸が水分を抱え込み、肌をふっくら持ち上げる効果が期待できます。
4-2. 肌内部からの潤い補給で小じわを軽減
乾燥によってできる浅いシワには特に効果的です。ボライトは、ヒアルロン酸が広範囲に広がるため、おでこの表面全体にうるおいを与え、弾力を増すはたらきがあります。結果、表情を動かしてもシワになりにくい肌質を目指せます。
4-3. 自然な表情を保てる
ボトックスでのシワ改善は筋肉の収縮を緩めるのに対し、ボライトは肌の内側から押し上げるアプローチ。表情筋の動きは通常通り残せるため、「笑ったときや目を見開いたときの表情はそのままに、シワだけ目立たなくしたい」という方に適しています。
5. ボライト施術の流れとダウンタイム
では、実際にボライトを使った施術はどのように行われるのでしょうか。一般的な流れを見てみましょう。
- カウンセリング
- 患者さまの悩み(おでこ以外に気になる部位があれば同時に相談)や、過去の施術歴・アレルギーなどを確認。
- 仕上がりのイメージや費用、リスク説明などもこの段階で行われます。
- デザイン・マーキング
- 医師がシワの位置や肌の状態をチェックし、どの部位にどの程度ボライトを入れるかを決定。
- 必要に応じてペンでマーキングを行います。
- 麻酔と施術
- ボライトには麻酔成分が配合された製剤であり、注入時の痛みは比較的軽減されやすいです。
- 極細の針やカニューレを使用し、おでこの横ジワの“溝”や周辺部分に少量ずつ慎重に注入。施術自体は15~30分程度で終了するケースが多いです。
- アフターケア
- 注入後は軽くアイシングして内出血を抑える場合があります。
- 飲酒や激しい運動は翌日以降に控えるなど、クリニックからの注意事項を守るのが大切です。
ダウンタイムの目安
- 腫れや赤み:7日ほどで落ち着く場合がほとんど。
- 内出血:針が血管に当たると青あざになることがあり、数日~1週間程度で改善することが一般的。
- 痛みや違和感:個人差はあるが、軽度の場合が多く、2~3日程度で落ち着きやすい。
6. ボライト施術のメリット・デメリット
6-1. メリット
- 自然な仕上がり:表情筋を動かせるため「額が動かない」というボトックス特有の不自然さがない。
- 肌質が向上:ヒアルロン酸の保水性でうるおいを補い、肌のきめ・ハリもアップ。
- 持続期間が比較的長い:一般的に6~9か月程度とされる。
- 複数の部位に応用可能:おでこだけでなく、頬や口周りなど乾燥しやすいゾーンにも使用されやすい。
6-2. デメリット
- ボトックスより費用がやや高い場合も
- ボライトは新しいヒアルロン酸製剤ということもあり、クリニックや施術範囲によってはボトックスよりも費用が高いケースがある。
- 大きなボリュームアップには不向き
- そもそも“肌質改善”が目的の製剤なので、輪郭を劇的に変えるような使い方には向かない。
- 注入技術が仕上がりを左右
- ボライトは広がりやすいヒアルロン酸だけに、注入量や深さを誤ると凸凹や不均一な仕上がりになりやすい。
- 施術実績の豊富な医師を選ぶことが重要。
7. ボトックスかボライトか? 選択のポイント
「おでこの横ジワを何とかしたい」と考えるとき、ボトックスとボライトをどう使い分けるべきなのでしょうか。以下のチェックポイントを参考にしてください。
- “表情を抑える”か“肌質を上げる”か
- ボトックス:表情筋の動きを抑える → シワが深くならない
- ボライト:肌内部からうるおいとハリを補給 → 動きは残せるが、注入量の加減でシワ改善の度合いが変わる
- シワの深さ・原因を見極める
- 筋肉の使いすぎ(クセ)による深いシワ → ボトックスが得意とする領域
- 乾燥や肌のたるみが主因の浅いシワ → ボライトや他のスキンブースター系が効果的
- クリニックや医師の提案を聞く
- 最適な施術は人によって異なります。カウンセリングで診断を受け、納得いく説明をしてくれるクリニックを選びましょう。
8. 施術を受ける際の注意点
- 信頼できるクリニックで受ける
- ボライトは正規のルートで仕入れた製剤を使用し、かつ注入経験が豊富な医師が施術することが望ましいです。
- 医師の経歴や実績、症例写真などをチェックしましょう。
- 施術後の紫外線対策と保湿
- ヒアルロン酸による潤い効果を持続させるためにも、日頃のスキンケアが大切。
- 外的刺激を避け、丁寧に保湿を行いましょう。
- 施術のタイミングに余裕を持つ
- 内出血や軽い腫れが出るリスクがあるため、イベント前などは余裕をもって施術を計画しましょう。
- 重要な予定がある場合は、最低でも1~2週間前に受けておくのがおすすめです。
9. まとめ:「おでこの横ジワ」にボライトという新しい選択肢
おでこの横ジワを改善するには、ボトックスが広く知られていますが、最近は「ボライト」というヒアルロン酸製剤による肌質改善を狙ったアプローチが注目されています。ボトックスが得意とする“表情筋の抑制”とは異なり、ボライトは肌そのものに潤いとハリを与えることでシワを目立たなくするという考え方です。
- 動きはそのまま、シワだけ自然に改善したい
- 同時に肌の乾燥や弾力低下もケアしたい
- 6~9か月程度効果が持続して、ダウンタイムも短い施術を探している
◎ この記事のポイントまとめ
- おでこの横ジワの原因は、表情筋の使いすぎ・加齢・乾燥など多岐にわたる。
- ボトックスは筋肉の動きを抑えることでシワを改善するが、表情が作りにくくなる可能性も。
- ボライトはヒアルロン酸を使い、肌内部からハリと潤いを補給する施術。
- 自然な動きを保ちつつ、シワや肌質を総合的に改善できる点がボライトの強み。
おでこのシワに限らず、年代や肌質によって最適な施術は異なります。まずは専門の美容クリニックでカウンセリングを受け、自分のシワのタイプや希望の仕上がりをしっかり伝えましょう。今までボトックスしか選択肢がないと思っていた方も、ぜひ“ボライト”を検討してみてはいかがでしょうか? 自然な表情とつややかな肌を同時に手に入れるチャンスかもしれません。
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