「顔が大きく見える」「輪郭が四角い」「写真写りがいまいち」――そんなお悩みをお持ちの方の中には、エラ(咬筋)が発達していることが原因となっているケースがあります。エラが張っていると、実際の体重や体型以上に“ゴツい印象”を与えてしまいがちです。こうした悩みに対して、近年注目を集めているのがエラボトックスによる小顔施術。メスを使わず、筋肉の働きを抑えることで、より自然なフェイスラインを目指せる方法として人気を集めています。
本記事では、エラ張りの原因やエラボトックスの効果、施術の流れやリスク、さらに「人に言いたくなるような最新情報」までを、できるだけわかりやすく解説していきます。気になる方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
1. エラ張りはなぜ起こる?主な原因をチェック
1-1. 咬筋(こうきん)の発達
エラ張りを引き起こす最大の要因は、咬筋(こうきん)と呼ばれる咀嚼筋の一部が肥大化してしまうことです。咬筋は、ものを噛むときに使われる筋肉で、頬骨の下から下顎(エラ付近)にかけて位置しています。
- 硬い食品をよく噛む習慣
- ストレスによる歯ぎしり(ブラキシズム)
- 無意識のうちに食いしばるクセ
などが原因で、この咬筋が必要以上に発達し、エラ部分が外側に張り出してしまうのです。
1-2. 骨格による影響
「エラが張っている」と感じても、実は筋肉ではなく骨格が原因の場合もあります。先天的に下顎の骨が横に広がっているケースや、歯並びや噛み合わせに問題があるケースも、エラが張った印象になることがあります。ボトックス注射は筋肉にアプローチする施術のため、骨格の問題が大きい場合は別の方法(骨切りなどの外科的施術)を検討する必要があります。
1-3. 脂肪による丸顔との混在
エラ周辺に限らず、顔全体に脂肪がついていることで下膨れのように見えている可能性も。また、二重あごや頬のたるみなど、加齢による脂肪や皮膚のたるみもエラ張りを強調してしまうことがあります。ボトックスだけでなく、脂肪溶解注射やフェイスリフトなど、適切な治療法を組み合わせるのも有効です。
2. エラボトックスとは?効果とメカニズム
2-1. ボツリヌス毒素(ボトックス)の概要
エラボトックスで使用される薬剤は、ボツリヌストキシンと呼ばれる成分です。アメリカの製薬会社アラガン社の「ボトックスビスタ」が代表的ですが、他にも国内外で認可を受けたボツリヌストキシン製剤がいくつか存在します。
セントローズクリニックではアラガン社のみ使用しております。
1. 厚生労働省の承認を取得し、安全性が高い
- 日本国内で唯一、「表情シワ治療」として厚生労働省の承認を取得しているボツリヌストキシン製剤です。
- 一定の有効性と安全性が認められており、国内外の臨床データが豊富に蓄積されています。
- 安心・安全を重視するセントローズクリニックでは、公的に認可された医薬品を使用することが大切と考えています。
2. エビデンス(科学的根拠)が豊富
- アラガン社のボトックスは世界的に最も歴史が長く、研究データが豊富です。
- FDA(アメリカ食品医薬品局)や各国の規制当局による承認実績が多く、学会や論文での報告数も圧倒的に多い製剤です。
- 長期的な追跡調査により、治療効果と安全性が証明されています。
3. 品質管理が徹底されている
- アラガン社は製品の製造過程や保管体制、流通管理の厳しさでも知られています。
- 生物製剤であるボツリヌストキシンは品質管理が難しく、適切な温度管理などが不可欠です。
- 厳密なロット管理が行われており、万が一のトラブル発生時にもトレーサビリティ(追跡調査)がしやすいのが特徴です。
4. 効果の安定性と信頼度
- 効果が出始める時期や持続期間など、ある程度予測がつきやすいため、患者さまにもわかりやすく治療計画を立てることが可能です。
- 臨床経験の蓄積に基づく安全性プロファイルがしっかりしている点も魅力です。
5. 不純物が少なく、副作用リスクが抑えられている
- ボツリヌストキシン製剤の効果や安全性は、不純物の含有量にも大きく左右されます。
- アラガン社のボトックスビスタ®は不純物が極めて少なく、抗体ができにくいことから、長期的に使用しても効果が低下しにくいとされています。
6. 日本人の症例数が多く施術ノウハウが確立
- アラガン社製品は国内で使用される症例数が圧倒的に多いため、医師の知見や注入技術も蓄積されやすい環境にあります。
- 豊富な症例データに基づいており、日本人特有の骨格・筋肉構造への最適なアプローチが研究・実践されています。
2-2. 筋肉を弛緩させ、小顔効果を得る仕組み
ボツリヌストキシンは、筋肉と神経の間でやりとりされるアセチルコリンという物質の放出をブロックします。これにより筋肉が収縮しにくくなり、徐々に細くなっていきます。咬筋に注射することで、筋肉の過度な発達を抑え、エラ部分のボリュームをダウンさせるのがエラボトックスの主なメカニズムです。
米国美容外科学会(ASAPS)の統計によると、ボツリヌストキシン注射は非外科的美容施術の中で常に上位に挙げられている人気の施術で、2019年には約760万件が実施されたと報告されています。エラ張り改善を目的とした利用はアジア圏で特に人気が高いといわれています。
3. 施術の流れとポイント
3-1. カウンセリング
まずは医師とのカウンセリングで、エラ張りの主な原因(筋肉or骨格or脂肪)をしっかりと確認します。骨格の場合は外科的アプローチが必要になることもありますし、脂肪が原因であれば脂肪溶解注射や輪郭注射などを併用したほうが効果的な場合があります。
3-2. デザイン・注入部位のマーキング
咬筋の発達具合や顔のバランスに応じて、注射を行う部位を決定します。一般的には、左右2〜4か所程度に分けて注入することが多いです。
3-3. 麻酔・消毒
細い針を使用するため、痛みは比較的軽いとされていますが、痛みに弱い方や心配な方にはクリニックで麻酔クリームを用意していることもあります。注射部位を消毒し、施術を行う準備をします。
3-4. ボツリヌストキシンの注入
マーキングした部位に、一定量のボツリヌストキシン製剤を注射します。注射自体は数分程度で終了するのが一般的です。
3-5. アフターケア
施術後は、そのまま帰宅できるケースがほとんどです。赤みや軽度の腫れが見られることがありますが、数時間~翌日には落ち着く場合が多いでしょう。当日は、激しい運動やマッサージなどは避けるように指示されることが多いです。
4. エラボトックスの効果と持続期間
4-1. 効果を感じ始めるまで
エラボトックスの効果は、施術後一か月後くらいから徐々に現れ始めるといわれています。咬筋の動きが弱まることで、筋肉が肥大化しにくくなり、そのころには見た目の変化を実感しやすくなるでしょう。
4-2. 効果のピークと持続期間
エラボトックスの効果は一般的に3〜4か月程度持続するとされます。ただし、人によっては6か月程度効果を感じる場合も。筋肉がもとに戻ってくると、再度エラが張ってきたように感じるため、定期的なメンテナンス注射を行う方が多いです。
4-3. 続けるほど効果が高まりやすい?
筋肉は使わない状態が続くと徐々に萎縮していきます。そのため、定期的にエラボトックスを受けることで、筋肉が必要以上に発達しない状態が定着しやすいと考えられています。「1度の施術で満足した」という方もいますが、より長期的に小顔効果を維持したい場合は、3〜6か月おきに施術を受けることがすすめられます。
5. 副作用・リスクと注意点
5-1. 内出血や腫れ
注射施術である以上、内出血やわずかな腫れ、赤みが出ることがあります。通常は数日程度で落ち着き、日常生活に支障は出にくいとされていますが、個人差はあるので注意しましょう。
5-2. 表情の違和感
ボツリヌストキシンは筋肉の働きを抑制します。過剰に注入したり、咬筋以外の部位に影響を及ぼしたりすると、笑ったときや話すときに違和感が生じる可能性があります。適切な量を正しい位置に注入することが重要です。
5-3. 咀嚼力の低下
咬筋の力が弱まるため、硬いものを噛みにくくなるという声もあります。ただし、多くの場合は軽度で、日常生活に大きな影響はありません。食生活に合わせて医師と相談しましょう。
5-4. 妊娠中や授乳中は避ける
ボツリヌストキシン製剤は、妊娠中や授乳中の安全性が十分に確立されていないとされています。施術を希望される場合は、必ず事前に医師へ申告し、適切な時期に受けましょう。
6. エラボトックスに関する最新情報&トリビア
6-1. 夜間の歯ぎしり(ブラキシズム)改善にも注目
エラボトックスは、咬筋を緩める効果があるため、就寝中の歯ぎしりが軽減されたという報告もあります。歯ぎしりは、顎関節症や歯のすり減りにつながる可能性があるため、歯科領域でも注目されているそうです。
6-2. 韓国での普及率が高い理由
韓国の美容外科や皮膚科の学会誌によると、エラボトックスは韓国人女性に非常にポピュラーな施術の一つとされています。韓国ではVライン(シャープなフェイスライン)が好まれる文化的背景があり、顔の下半分をスリムに見せるために需要が高いようです。
6-3. 骨格を完全に変えることはできない
「ボトックスでエラを小さくしたい」という方もいる一方で、骨格が原因で顎が張り出している場合、ボトックスのみでは根本的な改善が難しいケースもあります。エラボトックスはあくまでも筋肉の働きを抑える施術であり、骨の形状に直接影響を与えるわけではありません。骨格レベルの悩みは、外科的手術(骨切りなど)や矯正治療など、別の選択肢を検討する必要があります。
7. Q&A:エラボトックスの疑問に答えます
Q1. 施術時間はどれくらいかかるの?
カウンセリングやマーキングを含めても20分程度で終了することが多いです。実際の注入自体は数分で済むケースが多く、忙しい方でも比較的受けやすい施術といえます。
Q2. 施術後のメイクや入浴はOK?
メイクは当日から可能なクリニックがほとんどです。ただし、注射部位を強くこする行為は避けましょう。入浴も基本的には問題ありませんが、長時間の入浴やサウナなど、体温を過度に上げる行為は赤みが引きにくくなる場合があるので、医師の指示に従ってください。
Q3. 歯科矯正中でも受けられますか?
歯科矯正中でも受けることは可能ですが、咬筋に負担がかかりやすい治療段階の場合は、タイミングを考慮したほうが良い場合もあります。歯科医師に相談し、必要に応じて連携を取ってもらいましょう。
Q4. 一度打てば半永久的に効果が続く?
残念ながら、ボトックスの効果は半永久的ではありません。持続期間は数か月~半年ほどで、個人差があります。効果が切れると咬筋が再び発達する可能性があるため、定期的に施術を受けることを検討する方が多いです。
8. 自然な小顔を目指すためのポイント
- 適切な施術タイミング
イベント直前や重要な行事があるときは、赤みや腫れが落ち着く期間を考慮しましょう。最低でも1週間前、理想的には2週間程度の余裕をもって施術を受けるのがおすすめです。 - 信頼できるクリニック・医師を選ぶ
ボツリヌストキシン製剤は偽物や粗悪品も市場に出回っているケースがあります。安さだけで選ばず、正規品を使用しているか、症例数が豊富かなどをしっかりチェックしましょう。 - メンテナンスの必要性を理解する
エラボトックスは、筋肉の過剰な収縮を抑えることで小顔に導きますが、一定期間を過ぎると効果が薄れてきます。希望する小顔ラインを保つためには、定期的な施術を検討してみてください。 - 生活習慣の見直しも並行して行う
歯ぎしりのクセや硬い食品ばかりを好む食生活を続けていると、どうしても咬筋が発達しやすくなります。クリニックの施術に加えて、マウスピースの活用や食習慣の改善など、根本的な原因を取り除くことも重要です。
9. まとめ:エラボトックスで自然なフェイスラインを手に入れよう
エラ張りの原因の多くは、咬筋の過度な発達にあります。エラボトックスは、この筋肉へのアプローチによって顔の下半分をすっきり見せる施術として、多くの人に支持されています。
- メスを使わずに短時間で施術ができる
- ダウンタイムが比較的少ない
- 定期的な施術で効果を持続しやすい
というメリットがあり、特に忙しい現代人にとってはありがたい選択肢といえます。ただし、骨格や脂肪が原因の場合は別の施術が必要になるなど、個々の状態に合わせた治療選択が重要です。
「なんだか顔が大きく見える」「エラ張りのせいで強い印象を与えてしまう」とお悩みの方は、まずは美容クリニックでカウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。専門家の診断を受ければ、自分のエラ張りの正確な原因や最適な治療プランがわかります。エラボトックスの施術によって、自然なフェイスラインとともに、自信に満ちた毎日を目指しましょう。
◎ この記事のポイント
- エラ張りの主な原因は咬筋の発達。硬いものをよく噛む習慣や歯ぎしりが影響
- エラボトックスはボツリヌストキシン製剤を注入し、咬筋の働きを抑える施術
- 効果は施術後2週間前後から現れ始め、3〜4か月程度持続することが多い
- 内出血や腫れ、咀嚼力低下などのリスクがあるが、ダウンタイムは比較的短め
- 骨格が原因の場合はボトックスだけでの改善は難しく、別の治療方法も検討が必要
エラ張り改善のための第一歩は「自分の状態を正しく理解すること」。自分に合った治療を見つけることで、より理想的なフェイスラインへと近づけます。あなたもぜひ、エラボトックスを含めた最新の美容医療を上手に活用して、ナチュラルな小顔を手に入れてみてください。
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